タイトル通りですが「ゴッホ~最期の手紙~」という映画が公開されてるって知ってましたか?
この映画のすごいところ
- 全て油絵 (62,450枚) で作られたアニメーション
- ゴッホの死の真相について色々と語られている
ということなので、物語は今も謎多きゴッホの死について数ある中の1つの結論に向けて進んでいきます。一応、麦畑で拳銃自殺というのが通説のようではありますが、諸説あります。そういうのが好きな人は調べてみると休みの日を充実して過ごせるのではないかと思います!
この映画、実はとてもマイナーな感じで上映されるらしく、愛知県ではイオンモール名古屋茶屋店でのみ上映となっております。しかも期間が11月30日までと、とても短く、ギリギリ駆け込んで観てきました。
ゴッホは今ではとても偉大な画家として、日本でも有名 (星月夜、夜のカフェテラス、ひまわりなど) ですが当時はそんなことありませんでした。生前に売れた絵はたったの1枚だったと言われています。ゴッホが同時代のロートレックやミュシャのように華々しい活躍ができなかった原因に挙げられるのは、著しく低いコミュニケーション能力だったとも言われています。映画の中でも少しだけ触れられていましたが、ゴーギャンとの共同生活も上手くはいきませんでした。
そんなゴッホですが、弟のテオに対しては毎日のように手紙を送っていました。近況報告から画材購入の依頼まで様々だったようです。気になる方は書籍が販売されていますのでそちらをご参照ください。
本映画の物語はその手紙を元に推測したゴッホの死の真相について、ゴッホの画風によるアニメーションで表現しています。また過去のシーンでは本当にリアルな描写が多く、実写なんじゃないか?と思わせるぐらいのクオリティです。油絵による程よい抽象度が、観る人によって微妙に違う映像をみせているように思いました。
残念ながら愛知県ではもう上映されないようですが、とても面白い作品だったので機会があればまたみてみようと思います。
制作過程についてはこの記事が詳しく、非常に読み応えのある内容となっております。
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久々に映画みましたー。