「なごや骨董フェスタ in 白鳥」に行ってきました。
僕が骨董に興味を持ったのは比較的最近なので、骨董市なるものに参加するのも初体験です。ビッグムーンは大須にあるので毎月18日と28日に開かれる大須骨董市にも近いうちに参加してみたいと思います。
何を買うか目的が無いと何も買えなかったり、いらない物を買ってしまうかもしれないので、事前にどんな物が買いたいか検討していました。
- アンティークのアブサンスプーン
- 日常使いできる志野茶碗
特に最近は外で抹茶を飲む機会が数回あり、その時に出てきた志野焼がとても使いやすく、また飲み口の大きさ、持った時の手触りなど、グラスとしての性能の高さに気づかされました。茶碗の飲む場所によって口当たりと味が若干異なるため、飲み物が好きな僕には垂涎の的となっていました。
そのため、観賞用ではなく実際に日常で使うための志野茶碗がすごく欲しかったのです。アブサンスプーンはあれば良いなぁという程度でした。
骨董市では60店舗ぐらいのお店があり、志野焼もいろんなお店でいくつか販売されていました。しかしながら、予算と目的に合った物がなかなか見つからず、また初心者なのでどれが良い物なのかもわからないまま、その場の雰囲気で色々な物を見ていました。
志野茶碗ではないですが、「大田垣蓮月」という人の茶碗が良かったです。店主の欲しくさせる話術もあり、凄く欲しかったのですが偽物が凄く多いということと、10万ぐらいしたので今回は諦めました。今後の目標にしようと思います。
一通り全て見たあとに唯一、気に入った志野茶碗がこちら。形や雰囲気など全体的にかなり気に入っています。価格も手の届く範囲でした。岐阜県多治見市の「安藤日出武」という人の作品だそうです。youtube に動画があったので貼っておきます。
うっすらと色の違う部分が正面っぽいので、こっち向きで撮影してみました。
横から見ると、口造りのぐにょっとした感じがわかります。
高台部分はこんな感じです。作者の陶印が入っています。兜巾もちょこっと見えます。
共箱はこんな感じです。
茶碗の中はこんな感じです。貫入が良い感じに浮き出ている点と、正円に近い部分が個人的に気に入った一番のポイントでもあります。
家に帰ってから煮沸して一度使ってみましたが、現時点では高台の部分から液体が滲み出てきます。陶器というのは土物なのでこういうものかと、少し勉強になりました。使っていくうちに目が詰まるようなので、偽物ではない事を信じながら毎日使い育てて行きたいと思います。
なごや骨董フェスタは「名古屋国際会議場」で4/14 (土) ~ 4/16 (月) まで開催されています。定期的に開催されているため、今回行けなかった人は次回参加してみてください。
おまけ。
名古屋国際会議場に入ると、遠くの方に巨大な馬が見えます。近くに行くと「レオナルド・ダヴィンチ」がブロンズで制作しようとし、途中で制作が中止となった「幻のスフォルツァ騎馬像」が再現されていました。高さ 8.3m、幅 3.6m、全長 8.8mということで、ただただ巨大でした。この巨大さは写真では伝わりづらいですが、雰囲気だけでも感じ取ってもらえたらと思います。

骨董市に来たのに凄い芸術作品が見れて満足です。
そのあと、近くの白鳥庭園と熱田神宮を散歩し、きよめ餅を食べて帰路につきました。